ロブロックスでゲーム制作を始めたいけれど、「何を作ればいいかわからない」と悩んでいませんか?この記事では、初心者でも簡単に作れる3個のゲームを厳選してご紹介します!
これらのゲームを作ることで、以下のスキルを学べます:
• GUIの作成
• スクリプトの基本(クリックイベント、ランダム処理など)
• オブジェクトの配置と簡単なアニメーション
初心者でも安心して取り組める内容なので、ぜひチャレンジしてみてください!詳細は以下からご覧いただけます。
ボタンゲーム
ロブロックス初心者におすすめの「ボタンゲーム」。ボタンをクリックすると「勝ち」または「負け」がランダムに表示されるシンプルなゲームです。
完成イメージ
このゲームでは、画面上にボタンが1つ表示されます。プレイヤーがボタンをクリックすると、ランダムに「勝ち」または「負け」という結果が表示されます。
ステップ1:画面にボタンとラベルを追加しよう
1. プロジェクトを新しく作成
1. Roblox Studio を開いて、「Baseplate」(平らな床があるテンプレート)を選んで新しいプロジェクトを始めましょう。
2. ボタンを画面に追加
1. 画面用の箱(ScreenGui)を作る:
• 左側の「Explorer(エクスプローラー)」で StarterGui を右クリックし、「Insert Object」をクリックします。
• 出てきたリストから「ScreenGui」を選びます。
• ScreenGui は画面に表示されるパーツをまとめるための箱です。
2. ボタン(TextButton)を作る:
• ScreenGui を右クリックし、「Insert Object」をクリック。
• リストから「TextButton」を選びます。
• これで画面にボタンが表示されます!
3. ボタンのデザインを変える
1. 左側の「Explorer」でボタンを選び、右側の「Properties(プロパティ)」にある設定を変更します:
• サイズ:画面に対する大きさを決めます。
• Size → {0.2, 0}, {0.1, 0}(画面幅の20%、高さの10%)。
• テキスト:ボタンに書く言葉を決めます。
• Text → 「クリック」と入力。
• 色:ボタンの背景色を好きな色に変更します。
• BackgroundColor3 をクリックして色を選びます。
4. 結果を表示するラベルを追加
1. ラベルを作る:
• ScreenGui を右クリックして、「Insert Object」をクリック。
• リストから「TextLabel」を選びます。
• TextLabel は「文字だけを表示するパーツ」です。
2. ラベルのデザインを変える:
• 左側の「Explorer」でラベルを選び、右側の「Properties」で以下を設定します:
• サイズ:Size → {0.6, 0}, {0.1, 0}(画面幅の60%、高さの10%)。
• テキスト:最初に表示される文字を決めます。
• Text → 「結果はここに表示されます」と入力。
• 文字のサイズ調整:テキストを自動的に調整する設定をオンにします。
• TextScaled をクリックしてチェックを入れます。
ステップ2:ボタンをクリックしたときに「勝ち」か「負け」を表示しよう
次に、ボタンをクリックしたときに「勝ち」または「負け」をランダムで表示するスクリプトを作成します。スクリプトは、ゲームの動きを決める「命令書」のようなものです。以下の手順で進めましょう。
1. ボタンにスクリプトを追加
1. スクリプトを作る:
• 左側の「Explorer(エクスプローラー)」で、先ほど作成したボタン(TextButton)を右クリックします。
• メニューから「Insert Object」を選び、Script をクリックします。
2. スクリプトの説明:
• スクリプトを追加すると、自動的にエディターが開きます。
• ここに、ゲームの動きを記述する命令(コード)を書き込みます。
2. スクリプトを書き込む
以下のコードをコピーして、エディターに貼り付けてください。
local button = script.Parent -- ボタン(スクリプトが親にしているオブジェクト)を取得
local resultLabel = button.Parent:FindFirstChild("TextLabel") -- ラベル(結果を表示する部分)を取得
button.MouseButton1Click:Connect(function()
local outcomes = {"勝ち", "負け"} -- 表示される結果のリスト
local result = outcomes[math.random(1, #outcomes)] -- 結果をランダムに選ぶ
resultLabel.Text = "結果:" .. result -- ラベルに選んだ結果を表示
end)
コードの動きの説明
1. local button = script.Parent:
• この行は、スクリプトがどのオブジェクト(この場合はボタン)に紐づいているかを指定しています。
2. local resultLabel = button.Parent:FindFirstChild(“TextLabel”):
• この行で、画面に表示されるラベルを探し、スクリプトに登録します。
• ここでの「FindFirstChild(“TextLabel”)」は、「TextLabel」という名前のパーツを見つける命令です。
3. button.MouseButton1Click:Connect(function():
• この部分は、「ボタンがクリックされたときに動作を実行する」設定です。
4. local outcomes = {“勝ち”, “負け”}:
• 表示する結果の候補をリストとして用意しています。
5. math.random(1, #outcomes):
• 「math.random」はランダムな数を選ぶ命令です。
• このコードでは、リスト(outcomes)の中からランダムで「勝ち」または「負け」を選んでいます。
6. resultLabel.Text = “結果:” .. result:
• ラベルに「結果:勝ち」または「結果:負け」というテキストを表示します。
ステップ3:スクリプトをテストする
1. テストプレイを開始:
• Roblox Studio の上部にある「Play」ボタンをクリックします。
2. 動作を確認:
• ボタンをクリックすると、画面のラベルに「勝ち」または「負け」が表示されます。
• 表示がランダムに変わることを確認してください。
「ボタンゲーム」の作り方を学んだら、次は「コインを集めるゲーム」に挑戦してみましょう!次に解説するゲームでは、プレイヤーがコインを集める方法を学び、得点をカウントするスクリプトを作成します。